… … …(記事全文2,809文字)今年正月に大地震で壊滅的な被害を被った能登半島が、今度は大規模な水害に見舞われた。
「なぜ能登だけがこんな目に遭うのか?」
筆者は1月の配信「2024年は「グレート・リセット」本格化の年(6)~(9)」と3月の配信「棄民政策と自己責任論(1)~(2)」で、その答えになるかもしれない“2つの要因”を指摘していた。
●「千年に1度」の豪雨
<2024年9月21日 毎日新聞>
今回能登半島に大きな水害をもたらした原因は台風14号が温帯低気圧化した“線状降水帯”だ。気象会社によると「千年に1度」の確率でしか発生しない極めて異常な現象だったという。
<2024年9月26日 テレビ朝日>
「千年に1度」と言えば、能登半島の正月の大地震も「千年に1度」と言われていた。
<2024年1月10日 TBS>
下は気象レーダーが捉えた21日の「線状降水帯」だ。見事に能登半島だけピンポイントに襲っている。その様子は上の群発地震分布図と瓜二つだ。
<線状降水帯>
「千年に1度」というフレーズは大手メディアの煽り文句であり、筆者はあまり信用していない。だが、仮にそれが事実だとすれば、「千年に1度」の自然災害が1年以内に2度も起きたことになる。その確率は100万分の1、0.0001%だ。しかも能登半島という極めて限定的な範囲で、だ。能登半島の面積2400㎢は日本の面積378,000㎢の0.6%しかない。それを考慮すると、10億分の6、すなわち0.0000006%という奇跡に近い確率だ。
果たしてそのような奇跡が“自然”に起こり得るだろうか?
予め述べておくが、筆者は今回の能登半島の豪雨が気象操作によるものだと断定するわけではない。だが、その可能性を捨てきれないことも事実だ。なぜなら人工降雨は世界各地で普通に行われている「ありふれた気象操作」だからだ。
●世界中で行われている人工降雨
今月2日、中国の重慶は、42℃という猛暑を緩和するため、2日午後から翌日未明まで人工降雨作業を行った。だがその後、気温が10℃前後まで急激に下がり、予期せぬ暴風雨に見舞われた。原因は人工降雨ではないかと言われている。
<2024年9月9日 中央日報>
ここまで書いたら殺される!? メディアが絶対報道できない「裏話」
上村史朗(ブログ「夢と勇気とサムマネー」運営)