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3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の得する「経済教室」

中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

1.投資研究会「ぴよこちゃん倶楽部」と「中島孝志の銘柄研究会」を主宰。「手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」を配信しています。個人投資家のために、最新データとチャートを手にとるようにわかりやすく解説し、いまを読み解く投資のヒントを提供します。

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3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の得する「経済教室」
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3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の得する「経済教室」

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 金価格はしばらく長期低迷が続くのではないか、と私は考えています。
 長期とはいつまでか? これがいちばん問題ですね。短ければ今年8月、長ければ今年いっぱい。



 どのくらい下落するのか? 去年の下限程度。すなわち、1150ドルくらいではないかな、と考えています。

 では、いつから上昇するのか? そのあとからです。今度は長期上昇局面が続くと思います。時代は金。年内は仕入れ。下落するたびに仕込んでおく。これが今年の投資スタンスです。

 株式投資の観点から見ますと、「前半はダウなら最高値更新、日経平均なら去年の最高値を更新。9-10月、つまり、消費税導入予定前後に18年10-12月相場をなぞるのではないか」。

 早い話が、前半は株価が上昇するので株式投資で稼ぐ、後半から金価格が上昇するので、金投資と金の長期保有で資産を保全する、というスタンスです。

 いろいろ考えますと、そういう結論にいたらざるをえないのです。

 まあ、いつのようにダウ平均株価から振り返り、そのへんの分析をご披露したいと思います。



 ダウ平均株価を俯瞰してみますと、2018年は10月からクリスマスにかけて大幅下落。2019年に入ってから反転。いまのところ、上昇を続けています。



 日経平均株価はダウの連れ安、連れ高。2018年はこちらも同じ展開ですね。2019年に反発しているのも同じです。

 米中貿易戦争が解決に向かいつつあるから? さあ、わかりません。中国イジメが激しいとアメリカの景気まで悪くなる、と気づいたのでしょうか。

 ライオンと熊の大喧嘩に動物園のほかの動物たちは戦々恐々。迷惑を被っています。かといって、熊の傍若無人を放っておいたら沽券に関わりますし、近い将来、百獣の王から転落必至。なんとしても「子分」にして牙と爪をすべて抜くまで止められません。

 熊も同じです。前任のライオンはバカだったのでいくらでもだませましたが、今度のライオンはそんなに簡単にはいかない、とようやく悟りました。

 けど、上海株価指数は大幅に上昇してますね? どうしてでしょう?



 実は「中国経済の減速加速」に対して共産党が大きくテコ入れを開始しました。
 去年の10月7日、預金準備率を1%引き下げました。さらに1750億ドルもの流動性を放出。そして5兆円もの所得税減税を行っているのです 

 この決定にだれよりも早く動いたのがヘッジファンドです。とにかく2018年は儲からなかった。10月はマイナス5%という体たらく。2018年を締めてみれば、年間通じてもマイナス6.7%。解約の嵐にさらされて破綻するヘッジファンドも少なくありませんでした。

 しかしソロスの片腕としてタイガーで活躍したスタンリー・ドラッケンミラーは株式を整理して金と国債にシフトした、と聞いています。もちろん、中国からは逃げ出しますよ。

 株式、金、債券、FX・・・ありとあらゆる投資において「インテリジェンス」と「果敢な行動」を両立させないと勝てませんね。

 結果、10月8日に株価は急落します。日米ともに10月10日から坂道を転げ落ちるように株価は大幅下落。

 逆に、金価格は「急上昇」を始めたものの、2019年に入ると一転、「揉み合い」という状態ですね。

 いまのところ、「ホントに株価は上がるのかな?」と疑心暗鬼の投資家が多いようで、株価はじりじり上昇。金価格は揉み合いからじりじり下落。そのうち、「株は買いだ!」「金は調整だ!」と大声で騒ぐ投資家が出てきますと、もっと鮮明になってくるでしょう。



 アメリカの金価格は2011年9月が最高値。日本のそれは1980年1月が最高値。来年は日本初の最高値更新もまんざら夢ではないな、と私は判断しています。

 ありとあらゆるチャート分析ができます。PCには何年も使っていない分析法までインストール(100以上あります!)してますが、やはり相性が良くて、なおかつ、信頼どころか確信にいたる「相棒」もいます。その中の1人が今年はこうなるんじゃないかな、とメッセージを送っているのです。



 1つは各国中央銀行の動向。すでに金にシフトしています。まあ、ライオンと熊の大喧嘩が始まる前からですが、ライオンの財政があまりにも悪いんです。

 考えてみてください。この財政赤字の中、戦後最大の1.5兆ドルもの官民インフラ計画、そして1.5兆ドルの巨額減税。この財源はどこにあるんでしょうか? もちろん、国債です。借金ですよ。借金しても利子を付けてたたき返せるあてがあればいいですが、いま、熊退治の真っ最中で返り血を浴びるリスクも小さくありませんよね。

 だから、各国中央銀行は「まさかの金投資」をせっせとしてきたわけです。やはり金なんですよ。これからもこのスタンスは変わらないと思います。

 さて、今年になって、上海株価指数がさらに反発しています。なぜでしょうか? 去年10月とは比べものにならないほど、共産党政府がテコ入れしているからです。
 1月4日、預金基準金利をさらに1%下げました。そして2100億ドルものお年玉。所得税減税もおそらく大盤振る舞いになるでしょう。1月16日、追加で830億ドルの流動性を市場に放出。

 なりふり構わない!

 かなりやばいですよ。破綻は決まっていますが、どちらが早いのか。経済破綻なのか、それとも金融破綻なのか。この分でいきますと後者でしょうね。

 だからこその金投資なんでしょう。各国中央銀行はライオンと熊の大喧嘩につき合う気はありませんが、どうしても巻き込まれてしまいます。ならば、冬眠(経済危機=恐慌)を前に資産を防衛してなんとかやり過ごそう、と考えるのが普通です。

 国も個人も一緒。

 さて、株について少しだけ触れておきたいと思います。2019年、9-10月頃まではダウ平均株価、日経平均株価ともに上昇。それ以降は金に主役を譲るのではないでしょうか。



 裁定買い残がボトム(5000億円)に到達しました。これから半年から1年という時間をかけて反発していくのでは? ピークは少なくとも3兆円。多ければ6兆円(2年はかかります)。まあ、3兆円でしょう。年内、株価が上昇する根拠の1つがこれです。
  
 詳しくは「投資メルマガ」で毎度毎度、銘柄研究と合わせて、あれこれ投資の原理原則を解説していますので、ぜひお読みいただければと思います。

 中国の人民元安に対して、トランプは日本(円)と英国(ポンド)、そしてEU(ユーロ)に「第2のプラザ合意」を強要するかもしれません。トランプリスクは今年、なおいっそう大きく世界を揺り動かすと思います。

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著者:中島孝志(作家・黄金の卵を産む「ぴよこちゃん倶楽部」「中島孝志の銘柄研究会」主宰)
著者サイト:https://www.keymannet.co.jp/
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