■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(660円/月:税込):Vol.1342 <Vol.1342号:正刊:断崖の前の株価上昇か?> 2023年5月31日:世界の金融市場の現在 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/20230601080000109726 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 日経平均が、上がっています。23年3月20日に、米国銀行危機から2万7000円をつけたあと、今日は米国の債務上限合意の報を受けて3万1320円(5月31日)。約70日(10週)で4320円上昇ですから16%の急騰です。 2023年末には、3万8000円までいくという勇敢な論が登場しています(いつものことですが・・・)。 年率に換算すると、分散の加法性の定理から「√(52週/10週)=2.28」です。「16%×2.28倍=36%の上昇」に相当します。 しかし年間に36%日本株が上がるファンダメンタルズ(企業の期待純益の増加、金利の低下、通貨の増発)があるのかといえば、それはいずれもない。 ◎今回の上げは、「短期投機的」な性格が強いでしょう。 その証拠に、ガイジン・ファンドが2.2兆円売り越した23年3月のあと、先物が50%の短期買い越しが2.1兆円を超えています。 ↓ 他の主体(個人、機関投資家、投資信託)が全部売り越す中での、一人買いです(主体別売買:2023年4月)。 1か月で米系ファンドの日本株への見方が逆転するわけがない。 上げに成功した4月のあと、5月も3週までで、1.5兆円の買い越しをしています。日本人は、両月とも売り超しているのです。 株価は、買いが増えれば上がり、売りが多いと下がります。… … …(記事全文17,443文字)