… … …(記事全文1,905文字)トランプ再選が日本にもたらす影響については、防衛(日米安保、在日米軍費)、金融・経済(金利、為替、関税、貿易摩擦、TPP経済連携)、国際関係(ロシア・ウクライナ紛争、中東紛争、台湾有事、中国関係)、公衆衛生(コロナワクチン、日本版CDC)、環境対策(気候変動、SDGs、炭素税)、人権(移民、LGBT、DEI)等、様々な面で論じる必要があるが、今回は日米関係で最も重要な日米安保に与える影響について考察したい。
実はすでにそれを暗示する出来事が起きている。例の、当選祝いの電話をかけた石破首相がトランプに5分しか相手にされず、早期会談も断られた件だ。
●トランプ再選と日米安保
<2024年11月18日 夕刊フジ>
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トランプは保守・右翼(ただし米国覇権型ではなく、多極化した世界における自国優先)でアメリカ・ファーストの政治家だ。かたや石破首相は、バイデン・岸田ラインを引き継いだリベラル・極左、しかも中共寄りの売国政治家だ。同じクリスチャンではあるが、政治思想が真逆の石破首相をトランプが相手にするはずがない。
<2024年11月8日 時事通信 反対なのは性格だけではない。記事中の「左右」は石破=左翼、トランプ=右翼を示唆?>
<2024年11月11日 日刊スポーツ>
そもそもトランプは日本との同盟関係を重視していない。それは、第一次トランプ政権時代に、米国覇権の放棄(世界の多極化)の一環として在日米軍を撤退させ、安倍政権に日本の軍事的独立を促し、日本の対米従属を終わらせようとしていたことからもわかる。
<2016年11月16日 テンミニッツTV>
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<2024年11月13日 朝日新聞>
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●トランプと安倍氏の蜜月関係の背景