… … …(記事全文2,259文字)10月27日に衆議院選挙が行われ、与党の自民・公明は議席を大幅に減らして過半数233議席を割り込んだ。与党の過半数割れは民主党に政権交代した2009年以来15年ぶりだ。与党の大敗北という予想通りの展開は、何を意味するのだろうか?
●真の原因は「政治とカネ問題」ではない
<2024年10月27日 衆議院選挙結果>
今回の選挙では、局所的には不正と思しき事象がいくつかあったようだが、下馬評通り自民・公明が大敗したということは、4年前の米大統領選のような大勢を歪めるほどの大きな不正はなかったと思われる。以下は「大きな不正はなかった」という前提で考察を進める。
衆院選の敗因について石破首相は、「政治とカネの問題で国民の疑念、不信、怒りが払拭されていないことが最大の理由」と述べた。
<2024年10月27日 毎日新聞>
表面的には確かにそうだろう。特に選挙直前の2千万円支給問題は少なからず影響したと思われる。
だが、大敗の真の原因は「政治とカネ」問題ではない。
一般市民の浮動票が野党に流れた最大の理由は、長年の自民党政権がもたらした「失われた30年」による「国民の貧困化」と「将来への不安」だ。
<2024年9月9日 ハフポスト>
<失われた30年 各種指標>
ここまで書いたら殺される!? メディアが絶対報道できない「裏話」
上村史朗(ブログ「夢と勇気とサムマネー」運営)