━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.520 2020/10/20 現金がなくなる日は来るのか? 加速する「デジタル通貨」(CBDC)の実用化 ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2020102009000072140 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-72487.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界中でキャッシュレス化が進んでいます。すでに中国では、現金がほぼなくなりました。日本でも、コロナ禍が拍車をかけ、キャッシュレス化が進んでいます。 そんななか、最近、注目を集めているのが、「中央銀行が発行するデジタル通貨」(CBDC:Central Bank Digital Currency)です。中国では「デジタル人民元」の実証実験がスタートし、アメリカでも「デジタルドル」の発行・実用化への動きが加速化しています。日本でも、遅ればせながら「デジタル円」の検討が始まりました。 そこで、「CBDCとはいったいなにか?」「通貨がデジタル化されるとどうなるのか?」についてまとめました。 [目次] ────────────────────────────────── ■始まった「デジタル人民元」実用化 ■そもそもデジタル通貨とはなにか? ■CBDC導入のメリットのデメリット ■CBDC導入をめぐる世界各国の動き ■周回遅れの日本はなにをやっているのか? ■中国が進める「デジタル人民元」の狙い ■資本移動の制限がある限り国際化は無理 ■3つのうち1つを諦めるのが金融政策 ■ないとは言えない「デジタル円」の悪夢… … …(記事全文7,571文字)