━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.078 2014/02/25 病院でも老人ホームでも自宅でも死ねない(1)国が決める死に方 ウェブで読む:http://foomii.com/00065/2014022509000019764 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00065-20445.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 熱心な読者の方2人から、たて続けに同じ内容のメールをもらいました。「メルマガをもっと短くしてほしい。スマホで読むには長過ぎる」というのです。私としては、料金をいただく以上、少なくとも週刊誌の特集記事以上のボリュームで、情報をたっぷり入れたものを届けたいと思ってきましたが、今回から方針変更します。 ネットで読むものは的確で短いほうがいいと思い直したからです。ただし、ときどきは長いものも書きます。また、週1回ではなく、2回に分けて発行するようにも心がけます。 さて、今回は、この4月から消費税の増税と併せて医療費が上がることになったので、その問題点を書いてみます。これは、3回にわたって書いていきます。 [目次]────────────────────────────────── ■国の方針の変更で病院を追い出される高齢者 ■医療費削減のための「病院死」を少なくする ■最近の病院は「一般病床」と「療養病床」に別れる ■療養病床をいまの半分の18万床まで減らす ■医療費が払えない患者が病院から見放され路上で死ぬ日 ────────────────────────────────────── ■国の方針の変更で病院を追い出される高齢者 今回のタイトル「病院でも老人ホームでも自宅でも死ねない」と言うと、驚かれる人も多いと思う。私も、最近まで「まさか」と思っていた。しかし、懇意にしているH医師から、「この先は確実にこうなりますよ」と聞かされ、その説明を受けて衝撃を受けたので、今回から3回連続でこの過酷な現実を紹介したい。… … …(記事全文4,294文字)