ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2020013108254863217 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2020/01/31 第2042回 デカップリング ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★新型肺炎 拡大が続いています。やっと、WHOも重い腰を上げて緊急事態宣言を出しました。SARSの教訓を全く生かすことができなかったといえるでしょう。SARS後、中国はWHOの事務局長になりました。中国はWHO内での影響力を行使し、投資などにより子飼いを増やしていった。また、台湾のWHOからの排除を進めたわけです。これはほかの国際機関も同様であり、国際機関のトップは貧しい新興国から選ばれるという不文律による影響が大きい。 個人的な買収はともかく、一帯一路などでの投資により相手国を買収しやすいわけです。 米国はその根底にある国連改革を進めるとしており、WTOの改革も同時に進め、国連人権理事会やユネスコからも脱退しています。これは改革が絶望的であり、改革よりも新たな組織を作り上げる方が早いと判断しているからだと思われます。 そして、この感染拡大により、中国全土からの航空便を停止する動きも本格化してきました。国単位や航空会社単位で中国便を一時休止する動きが出ているわけです。航空会社の労組なども動き始めています。また、生産停止に関しても長期化する可能性が高まっています。潜伏期間は2週間、毎日感染者数が増えていきますが、中国では検査キットが不足し、検査ができない状態に陥っているわけです。ですから、感染者数は実態と乖離する可能性が高い。… … …(記事全文3,650文字)
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