ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019090307394458055 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/09/03 第1946回 WTOと組閣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★中国 制裁めぐり米国をWTOに提訴 しかし、WTOは12月10日で機能停止に陥る可能性が高く、これは全く意味を持たない可能性が高い。逆に中国の提訴によりWTOが機能停止になる可能性が高まりました。WTOの上級委員は定員7名 そして、審議に必要な最低人数は3名、しかし、米国が承認しないため、現在3名しかおらず、12月10日には米印が選任した委員2名が任期切れ、中国の委員1名になります。米国としては、WTOを解体、又は中国の委員が任期切れを起こした段階で、新たな委員を選任し、今の体制を完全に変える可能性が高いといえます。 中国のWTO入りですが、WTOに入る際、完全な自由化を約束していたわけで、全く約束が守られていないわけです。自由貿易のメリットだけ享受し、自らの改革はしない。これでは自由主義国にとってデメリットしかありません。 ★日本の政界も10日の組閣に向けて動き出しました。基本的に組閣は派閥推薦の候補者による組み合わせ人事、各派閥が候補者を出し、それを組み合わせる形で内閣が作られます。そして、派閥推薦は議員の当選回数による繰り上げ人事、衆議院当選5回、参議院当選3回で大臣適齢期とされ、候補者リストに掲載される可能性が高くなるわけです。 なぜ、このような仕組みができたかといえば、派閥は自民党内の政党のようなものであり、派閥を横断することで、内閣の一体化を図っていたわけです。… … …(記事全文3,011文字)
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