□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年09月26日(土)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 今週の国際金融市場は、フォルクスワーゲンの不正問題で大きな混乱を見せました。ディーゼル車といえば、コモディティ市場ではプラチナ需給への影響が真っ先に検証対象になりますが、これによって貴金属の投資戦略がどのような修正を迫られるのかを横断的に検証します。 =================================== フォルクスワーゲン不正問題を受けての貴金属投資戦略の修正状況 =================================== <また新たな投資リスクが浮上する> ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが米国でディーゼルエンジンの排ガス基準検査で不正を行っていた問題が、同社株価のみならずグローバルマーケットに新たな不透明感をもたらしている。現時点ではあくまでも一企業の不正問題に過ぎないが、欧州で一人勝ちとも言われる大国ドイツでは、同国の株価指数DAXに占める自動車・同部品セクターの割合が2割近くに達することもあり、投資家がリスク市場からの資金引き揚げ傾向を加速せざるを得ない状況に追い込まれている。… … …(記事全文5,743文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)