□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年09月18日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。世界同時株安が発生後、初めてのFOMCが開催されました。今会合では利上げ予想の声も僅かながら聞かれましたが、実際にFOMC声明ではどのような認識が示されたのか、また、イエレンFRB議長は今後の金融政策見通しにどのような手掛かりを与えたのかを検証します。基本的には利上げ着手時期の特定ができない「曖昧戦略」が続いていますが、今回のFOMCにおける注目点を網羅的に解説します。 =================================== なおフリーハンドを確保したいFRB、市場に言質を与えることを徹底拒否 =================================== <9月FOMCはハト派評価が優勢に> 9月16~17日に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催された。8月下旬に世界同時株安が発生してから初めて開催されるFOMCであり、総じて楽観ムードに包まれていた7月までと世界経済・金融市場を取り巻く景色が一変してしまった中で、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の金融政策の運営方針をどのように修正しているのかを探る手掛かりが求められた。あくまでも新興国市場で発生した限定的な混乱状況に過ぎないとして金融政策の正常化プロセスを進めるのか、それとも世界経済と金融環境の変化に対応して正常化プロセスにブレーキを掛けるのか、米金融当局の本音を探る上での重要イベントになっている。… … …(記事全文5,216文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)