□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年09月17日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。6~8月にかけて急落した天然ゴム相場は足元で下げ一服になっていますが、安値是正を進めるような動きまではみられず、膠着化しています。天然ゴム需給は必ずしも重視されていない不安定な相場環境になっていますが、最近の天然ゴム市場で見られた大きな変化、生産国の動きなどを中心にレビューします。 =================================== 天然ゴム市場に投機マネーが流入するも、短期値幅取りで乱高下するのみ =================================== <上海ゴム先物の売買高が2倍に急増> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、1kg=160~180円をコアとしたボックス相場と化している。日々の値動きは比較的大きく、1日当たりの売買高をみても1万枚前後と決して積極的な売買が見送られている訳ではない。ただ、トレンド形成につながるような明確な相場感を背景とした売買は限定されている模様であり、短期間で押し目買いと戻り売りが交錯する不安定な相場展開が続いている。… … …(記事全文4,477文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)