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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:正刊:2023年後半期の日本を決めるもの

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(660円/月:税込):Vol.1350 <Vol.1350号:正刊:2023年後半期の日本を決めるもの> 2023年6月28日:ブリゴジン事件と先物売買の世界金融 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/20230629080000110855 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ロシアで、「プリゴジンの反乱」が起こりました。2日で、ベラルーシの大統領の仲介により、解決したとされています。 もう1年5か月続いているウクライナ戦争の、転換点になる可能性が高いこの事件については、軍事作戦の常として3つの見方が対立しています。 今後の世界と、地政学的に日本海を隔ててロシアに接する極東の日本にとって重大なことです。決着には、たぶんあと4週かかるので現段階での内容を検討します。 【3つの観測】(1)ロシアの囮作戦:プリゴジンの反逆事件は、プーチンと共謀した「囮(おとり)作戦」である。目的は、ロシアが内部崩壊しているように見せかける「遊撃作戦の実行」。ロシア軍が内部分裂で弱体化したと見せれば、ウクライナは、これを機会として、最後に残っている予備兵を投入するだろう。これを一網打尽にする。 〔3つの事実〕・事件の4日前の6月21日に、プリゴジンとプーチンは会談をもっている。・軍の指令部があるロストフナドヌー(100万人都市:ロシア南部)を、ワグネル軍が50人の兵士で占拠したとされる。事前に話し合いをし、正規軍が協力しないかぎり」たった50人で、大きな戦闘がなく軍司令本部を占拠できるわけがない。・ニューヨーク。タイムズとワシントンポストは、4日前にこの作戦を知り、報道していた。米政府は、これを無視していたという。 (2)ロシア軍の内部分裂:プリゴジンがSNSでいったように、激戦だったバフムトの戦いのとき、味方であるはずの正規軍が、前線のワグネル軍(民間軍事会社:兵士2万5000人)に銃弾と物資を送らなかった。 それどころか、国防相セルゲイ・ショイグは、背後からワグネルの兵士を撃ちワグネル軍に死者がでた。(注)ただし敵味方が、至近距離で入り乱れる市街戦では、ありがちです。 ・ブリゴジンは激怒し、ロシア南部の都市、ロストフナドヌーの軍指令部を占拠したあと、モスクワに向かって800km北進し、首都まで200Kmのところでベラルーシの大統領ルカシェンコ仲介で進軍を停止し、退却した。プーチンは、当初、反逆罪をいっていたが、それを取り下げた。・ロシア軍は内部分裂し弱体化した。プーチンの地位は危なくなり、ロシアそのものが、1991年のソ連崩壊のように分裂に向かう。これは英国と米国の、ウクライナ戦争の目的の達成が近いことを示している。 (3)ワグネル軍のベラルーシへの駐屯:激戦だったバブムトの戦いに勝利したワグネル軍は、「反乱の囮作戦」で西側をだまし、親プーチンのルカシェンコ大統領の協力をえてベラルーシ国境に移動して駐屯している。ワグネル軍は、解体されていない。 ウクライナの首都キエフ(キーウ)まで、国境は隔てるが、距離はわずか100kmしかない。ロシア側で最強のワグネル軍が、ウクライナ首都、キーウを攻撃する準備を完了した。近々、攻撃がある可能性が高い。(注)これは、英国軍部の衛星画像による警戒情報のリークです。
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