■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(660円/月:税込):Vol.1322 <Vol.1322号 正刊;右往左往する中央銀行> 2023年3月22日:米欧の銀行危機と、金融商品の価格 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/20230323080000106993 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 米国FRB(パウエル議長)が、銀行危機とインフレの変化を見通せず、右往左往しています。 ・ユーロ19カ国の中央銀行であるECB(プラダ着た悪魔のラガルド総裁)、 ・日銀(新任の植田和男総裁)も同じです。 なぜ、こうなったのか? 今後、どう向かっていくのか。これが本稿のテーマです。現在、中堅銀行で起こっている銀行危機は、中央銀行が、金融のドクターとして関与すべき問題だからです。 近代中央銀行は、20世紀初頭に、政治的な目的をもって作られた組織です。その目的は、以下です。 1)サイクル的に襲う銀行危機、つまりバブル崩壊のあとのマネー縮小のとき銀行にマネーを供給して危機を治める。 2)インフレで通貨の価値が下がらないよう、物価の安定を保つ金融政策をとる。マネー量(M2)を適正に調節し、適正な金利に誘導する。(注)米国では現在この中立的金利は2.5%前後、日本では1%前後、欧州では1.5%前後。中立的金利は、インフレもデフレも起こさない金利です。期待実質GDPの成長率付近で決まります。 3)米国FRBは、失業率を、インフレを起こさない適地値に保つ義務をもつ。これは、失業率とインフレのフィリップス曲線から来ます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <Vol.1322号 正刊;右往左往する中央銀行>… … …(記事全文18,206文字)