■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.985 <985号;2019年は、リーマン危機から11年目(後編)> 2019年1月16日:2019年の世界の株価と不動産価格の行方 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2019011710000051308 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。正月も、はや16日、冷気の中、ブリティッシュ・コロンビアの湖のような青い空が多い。 資産バブルが増幅したのか、ヴァイオリンの銘器とされているストラディヴァリウスは20億円以上で取引されているという。弓も2000万円とか。年平均15%から20%の高騰。市場を介さない、デリバティブのような相対取引なので、正確な時価は不明ですが。 デリバティブにも、株式のような公開取引所はない。銀行・金融機関の相対(あいたい)で価格がついています。国債も、金融機関の相対取引です。金利は国債の売買価格によって決まっています。 資産額が世界で15位、1.77兆ドル(2018年:195兆円)のドイツ銀行がもつ、時価が不明なデリバティブは、ここ数年、ユーロ危機の元凶になると言われ続けています。ドイツ銀行は、国内ではなく、東欧・南欧・中東・中国を含むアジアの新興国への貸付と債権がとりわけ多い。 中国住宅のテーマとも関連しますが、世界の金融機関の資産額でも、中国が急浮上して順位の大きな変化が起こっています。 ・1位 中国商工銀行4兆ドル(440兆円)、 ・2位 中国建設銀行3.4兆ドル(374兆円)、 ・3位 中国農業銀行3.2兆ドル(352兆円)、 ・4位 中国銀行2.9兆ドル(319兆円)、 ・5位がやっと日本の三菱UFJフィナンシャルグループの2.8兆ドル(308兆円)です。 中国の大手銀行は、1位から4位を独占しています。これは、1980年代後期の、預金が多かった日本の大手銀行と同じです。銀行のB/Sの資産額は、負債である預金と、資産である貸付金や債券の大きさを示します。… … …(記事全文18,107文字)