■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.983 <983号:2019年は、リーマン危機から11年目(前編)> 2019年1月9日: 2019年の世界の株価と不動産価格の行方 ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2019011010000051143 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。正月の混雑を避け、淡路島の温泉に行きました。車で約1.5時間。お昼は、船村薫の「乱れ髪」に唄われた岩屋岬の、『鮨:希凛(きりん)』でお昼のコース。目的のひとつがこれでした。ナビの道路データが5年前のもので、その間の新道を示さないと感じることがあり買い換えましたが、そんなに変わってはいませんでした。 7メートルはあるかと思える柾目の、厚い檜の、カンターの背後に作られた壁一面のガラスからは、一幅の絵のように、海峡の大橋と魚鱗のように光る海を眺む。確か、3度目です。 淡路には、漁師町に小型の漁船が多く係留されていて、一本釣りの魚が豊富です。毎朝仕入れるという魚は鮮度、調理技術、鋭く研いだ包丁の切れ味が相まって、美味しさは言うまでもない。 包丁と、魚をスライスする厚みの適度さは重要です。鈍いものは、魚の細胞を押し切って、味の成分を、じくじくとしたドリップとして流してしまう。わずかに厚すぎる刺身でも、味の鮮度が落ちたようにもっさりして鈍くなる。リンゴも、鋭い包丁で皮を剥かないと、せっかくの美味しさが30%くらいは減ります。鮨にとって、包丁と刺身の厚みは、オーディオのDAC(デジタル・アナログ変換器)と同じ役割でしょう。 刮目するのは、10貫と料理のコースが3600円というリーゾナブルな価格の設定。「北新地」なら1万円相当でしょうか。 岩屋から40分で島を横断し、西の海岸の別邸という『浜離宮』に泊まる。駐車場に着くと、玄関から来訪を見ていたのか、駆けつけてバッグを運ぶ。万葉集にも名があるという慶野松原の4階建てで、客室は20くらいと少ない。正月料金の約半分でした。「一休」で探しました。8年くらい前から、他のところも一休で予約しています。 和洋折衷の、明治モダン風デザインの建物とステンドグラス、肌にトロリとするナトリウムの多い湯です。ホテルや旅館の、質の良さの高い基準を知る経営者が作ったものです。正装の従業員は、「いい時間を過ごして欲しい」という思いの微笑を絶やさない。 湯上りのロビーでは、いつもヘネシー、シャンパン、ワイン、-2度の極冷ビール、様々な種類の英国の紅茶、ミネラル水やクッキーをサービス。無料とはいえ、ブランデー一杯とクッキー2個がやっとでした。ハイデザインのガーデンテラスには、籐のソファがありますが、冬はさすがに寒い。 各階のフロアにも、玄関ロビー見下ろすコーナーに、コーヒー、多種の紅茶、ウーロン茶、ジュース、水が氷とともに準備されています。温泉の長湯は、喉を乾かすからでしょう。… … …(記事全文15,095文字)