… … …(記事全文3,680文字)WHO問題に詳しい近現代史研究家林千勝氏は、条約発効までのハードルと反対運動の時間的余裕があるパンデミック条約よりも、今は、昨年6月に採択された「国際保健規則(IHR)改正」の拒絶(期限7月19日)が重要だと訴えている。
●日本のWHO脱退は絶対にない理由
<2025年5月20日 林千勝氏>
IHRの問題点は昨年6月の配信「片輪を手に入れたWHO(2)」で詳しくお伝えしているが、一言で言うと「WHOの権限強化」が盛り込まれたことだ。元々WHOの権限強化(=国家主権の弱体化、はく奪)はパンデミック条約に盛り込まれる予定だったが、各国の反対が予想以上に強かったため、パンデミック条約からIHRに移した可能性が高い。
だが、日本政府の肚は決まっている。我々がどれほど反対しようが、日本政府にIHR改正を拒絶する気は毛頭ない。
<2024年2月27日 衆議院予算委員会第三分科会 上川外務大臣「パンデミック条約やIHR改正に国会の承認は必要ない」と発言>
<2024年5月16日 Net IB-NEWS>
パンデミック条約についても同様だ。
<2025年4月16日 時事通信 WHO総会でパンデミック条約が採択される見通しについて歓迎の意を表明する林官房長官>
ましてやWHO脱退など絶対にない。
なぜ日本はWHOの政策にこれほど積極的なのだろうか。
その理由は5年前に麻生太郎氏が暴露していた。







