… … …(記事全文2,742文字)世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、今総会で国際保健規則(IHR)の大幅改正(=大幅改悪)が採択されたことついて、「世界はより安全になった。」と述べた。
だが真実は逆だ。世界はより“危険”になった。
●「チェックメイト」
<2024年6月2日 読売>
<2024年6月3日 日本WHO協会>
テドロス事務局長はIHR改正案採択後、満面の笑みを浮かべ、「今夜、我々は勝利した。世界も勝利した。」と勝利宣言し、「IHRは完了(チェック)した。パンデミック条約はまだ完了していないが、そうなることは間違いない。」と1年以内のパンデミック条約合意に自信を見せた。
だが、彼の本心はおそらくこうだ。
「今夜、我々(支配層)は世界に勝利した。万一パンデミック条約が合意できなくても、IHRで世界は“チェックメイト”(詰み)だ」
●問題だらけの改正
5月5日の配信「ついに1カ月を切った ~パンデミック条約~(2)」でお伝えしたように、IHR改正は2022年5月の総会で定足数「WHO加盟国の過半数の出席」を満たしていないにもかかわらず採択された“疑惑の改正”だ。
ここまで書いたら殺される!? メディアが絶対報道できない「裏話」
上村史朗(ブログ「夢と勇気とサムマネー」運営)