… … …(記事全文2,859文字)10月9日、石破新内閣が衆議院を解散した。10月1日に石破氏が総理大臣に就任し8日後の解散は戦後最短記録だ。石破新内閣はなぜこれほど急いで解散・総選挙しなければならなかったのだろうか?
●戦後最短の衆議院解散
<2024年10月9日 NHK>
石破氏は9月27日に自民党総裁に選出されるや否や、10月1日に臨時国会で首相に指名される前に解散総選挙を表明した。首相就任前の解散表明は前代未聞だ。
野党は、新内閣発足直後の解散総選挙について、新内閣の支持率が高いうちに選挙する「党利党略」だと批判している。
だが、長年、自民党政権に生活苦を強いられ、さらに統一教会問題や裏金問題も発覚している中、日本国民が新内閣に期待して自民党を選ぶ状況には見えない。選挙をすれば自民党が議席を減らす可能性は極めて高い。
<2024年10月15日 毎日新聞>
加えて石破氏は、裏金議員のうち12人を自民党非公認にした。ほぼ全員が旧安倍派だ。安倍氏と石破氏の確執は以前から知られていたが、この措置が自民党にとって吉と出るか凶と出るかは微妙だ。恐らく凶(自民党の議席減)と出るだろう。
<2024年10月9日 共同通信>
筆者には、自民党は安倍派を完全に潰すとともに、自ら議席を減らそうとしているように見える。
●石破氏が選ばれた真の理由
日本は対米従属状態から抜け出さない限り、誰が首相になろうがどの政党が与党になろうが何も変わらない。従って筆者は、大手メディアの選挙予想には興味ない。長年日本を支配している米国、間接統治している韓国、両国の隙をついて多くの日本政治家を篭絡している中国の意図は、大手メディアの報道からは何も見えてこないからだ。
だが、選挙結果や政局から彼らの意図を探ることはできる。自民党総裁選についても、「誰が総裁になるか」ではなく「誰が総裁になったか」が重要なのである。
ではなぜ、小泉進次郎や高市早苗ではなく石破茂が選出されたのか?
ここまで書いたら殺される!? メディアが絶対報道できない「裏話」
上村史朗(ブログ「夢と勇気とサムマネー」運営)