… … …(記事全文4,567文字)筆者は2年前の安倍氏暗殺事件は山上容疑者の単独犯ではなく安倍氏の近くにいたSP(に扮した暗殺者)が短銃で安倍氏の首元を撃った、左派CIAの犯罪だったと認識している。ケネディ暗殺事件もCIAの陰謀だった。彼らはVIPの暗殺には囮を使い、その隙に別の暗殺者が暗殺を実行する作戦を好む。従って今回のトランプ暗殺未遂事件でも「第2の狙撃犯」説が囁かれるのはある意味当然とも言える。
●複数犯の可能性
どんな事件でもそうだが、ネットにあふれる情報は膨大かつ玉石混交で、真偽を見極めたり取捨選択するのに相応の時間を要する。安倍氏暗殺のときも数多くの偽情報が出回り、筆者なりの結論を出すのに1カ月半を要した。
そして今回のトランプ暗殺未遂事件でも多くの情報が錯綜し、真偽が微妙な情報も多い。
「射殺された容疑者はFBIが発表したトーマス・マシュー・クルックスではなく、アンティファのマックスウェル・イェリアックだ」という情報もそのひとつだ。
<2024年7月14日 THECRUNCHYREPORT>
マックスウェルの名前はトランプ暗殺未遂直後から出回っていた。これに対し欧米の大手メディアは即座に“ファクトチェック”を行い、「偽情報」と報じた。
<2024年7月15日 ロイター>
大手メディアがマックスウェル犯人説を否定したのは、マックスウェルが左翼系暴力集団アンティファに所属する反トランプ派だからだろう。メディアとしては共和党支持者のクルックスがトランプを撃ったというストーリーが欲しかったに違いない。
大手メディアのファクトチェックは世論操作ツールなので、マックスウェル説を否定するということは、むしろマックスウェル説が正しい可能性が高かった。そこで筆者は射殺された容疑者の顔(ぼかしなしの写真)とマックスウェル、クルックスの顔を見比べた。そして、特徴的な耳と顎髭の生え方から、メディアの言うように射殺されたのはクルックスだと判断した。
<クルックスの特徴的な耳が射殺された人物の耳と似ている>
https://www.youtube.com/watch?v=mQeTd0qR1cM
だが、大手メディアが躍起になってマックスウェル説を否定したことと、マックスウェル本人がSNS等で噂を否定しないことがずっとひっかかっていた。
すると、トランプ暗殺未遂時の銃撃音の解析結果の情報が入ってきた。
それによると、最初の3発(そのうち1発目がトランプの耳をかすめた)と、次の5発は別の場所から発砲されたもので、最初の3発は、射殺されたクルックスよりも後方から発射された可能性が高いという。
すなわち、狙撃犯は少なくとも2人以上おり、もしかすると、マックスウェルが最初の3発を打ち、クルックスはスケープゴート(囮)として射殺された可能性も考えられる。
筆者は膨大な情報からその可能性を示す動画を探し当てた。下の動画の最初の3~4秒を注意深くご覧いただきたい。ほんの一瞬だが、一発目の銃声のとき、容疑者はまだ発射していないように見える。
https://www.nbcnews.com/video/video-shows-shooter-on-roof-at-trump-rally-214910021925
次に容疑者が使用したとされるライフルAR15の発射シーンだ。射撃のプロでさえ、発射時の衝撃で体が動き、薬莢が飛んでいる。だが容疑者のそれは微動だにせず、薬莢も出ていない。
https://www.youtube.com/watch?v=EAfi4o38lhc&t=8s
●第2の狙撃犯がいた?