… … …(記事全文10,578文字)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
山田順の「週刊:未来地図」
No.685 2023/09/12
覇権国アメリカの「内憂外患」
万引き、不法移民、高齢大統領、ウクライナの「4重苦」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウクライナ戦争の長期化とともに、世界の混迷は深まっている。本来なら、覇権国家アメリカが強力なリーダーシップを発揮して、世界を安定化させ、人類は共通のテーマである地球温暖化阻止に結束しなければならない。
しかし、当のアメリカ自身が分断され、国内は混迷している。いまのアメリカはまさに「内憂外患」状態にあると言っていい。
万引きが方向し、不法移民は街に溢れ、大統領は高齢で言動がおぼつかない。そこにウクライナ戦争で戦費がかさむ一方になっている。
今回は、アメリカの現状を見ながら、今後どうなっていくのかを考える。
[目次] ─────────────────────
■G20でアメリカは世界をリードできたのか?
■アメリカの譲歩でロシア名指しは立ち消えに
■アメリカが陥った「内憂外患」の「4重苦」
■サンフランシスコ「ユニオン・スクエア」の荒廃
■「ホールフーズ」はたった1年1カ月で撤退
■万引きを「軽犯罪」にしてしまった法改正
■刑務所は満杯でこれ以上収監できない
■1日に300〜500人の不法移民がNYに到着
■誰であっても屋根のあるシェルターで暮らせる
■バイデンのバラマキでドルの価値が低下
■バイデン大統領の最大の問題「高齢不安」
■ゼレンスキーとプーチンの呼び間違え
■2024年春までには決着をつけたいバイデン
■起訴されてもビクともしないトランプ支持率
■トランプ返り咲きで世界はますます混迷に
─────────────────────────