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山田順の「週刊:未来地図」 ― 日本は、世界は、今後どうなっていくのでしょうか? 主に経済面から日々の出来事を最新情報を元に的確に分析し、未来を見据えます。

山田順(ジャーナリスト・作家)

山田順

山田順の「週刊:未来地図」No.650:金融バブルの崩壊は近いのか? 「リスク資産」を捨て「実物資産」に切り替えるとき

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.650 2023/01/24         金融バブルの崩壊は近いのか?  「リスク資産」を捨て「実物資産」に切り替えるとき      ウェブで読む:https://foomii.com/00065/20230124090000104737 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-104710.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  2023年が始まってもうすぐ1カ月になろうとしている。   すでに、今年の景気予測は出揃っているが、最近の状況を見ていると、景気がよくなることはないと言える。アメリカはもとより、EUも中国も経済は低迷し続けるだろう。そればかりか、金融バブルが弾けて、株などのリスク資産の暴落もありえるかもしれない。  実需よりも人間の欲望を増幅することで成り立ってきた「現代資本主義」(=欲望資本主義)は、その限界にきているのかもしれない。 [目次] ────────────────────────────── ■アメリカ2023年度の成長率は1%前後 ■中国、欧州、日本も景気後退で成長見込めず ■巨大IT企業は相次いでリストラに踏み切る ■会員数、出稿数の減少でたちまち収益は悪化 ■NY株も日本株も“適温相場”が続くのか? ■大富豪イーロン・マスクは26兆円を失う ■コロナ禍でいったんバブルは弾けている ■バブル崩壊は次のバブルによって先送り ■FRBも日銀も中央銀行は紙幣を刷り続けた ■「欲望資本主義」は限界に来ているのか? ■必需品不足が招くバブルの最終局面 ■「ミンスキー・モーメント」がやって来る ■「価値」の保存ができない世界になるのか? ────────────────────────────────── ■アメリカ2023年度の成長率は1%前後  今日までの各種経済レポート、経済報道を見てくると、今年は「景気後退」(リセッション)の年になるという見方が圧倒的である。エコノミストたちのほとんどが、インフレと金利上昇が続いていく限り、消費は減退し、経済成長率は落ち込み、今年の半ばを待たずに景気は後退局面を迎えるとしている。  とくに、アメリカはFRBが利上げを継続しているので、すぐにでもリセッション入りするだろう。早くて春にも、景気後退が目に見えるようになると言われている。  FRBはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.75%~5.00%に設定しており、それを達成しても、そのまま年内は据え置くとされている。  そのため、どこもかしこもアメリカの2023年度の経済成長率を1%前後と予測している。IMFの2022年度のアメリカの経済成長率(昨年10月発表の予測値)は1.64%。今年は、これを下回るのは確実と見られている。
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