━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.598 2022/03/15 ウクライナ戦争を読み解く(1) 一般メディアはなぜか無視、 ウクライナ戦争の黒幕、闇組織の実態 ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2022031509000092151 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-92278.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ウクライナ戦争は泥沼化し、この先、どうなるのかまったく見えてこない。現在の欧米メディアの報道を見ると、ともかくロシアが悪で欧米が善、ウクライナはロシアに一方的に侵略された被害者ということになっている。したがって、この図式に沿って、日本でも報道が行われている。 しかし、ウクライナは以前から「破綻国家」であり、東西の利害が衝突する係争地だった。そのため、裏人脈、闇組織などが入り乱れ、暗躍を重ねてきた。結局、ロシア国民もウクライナ国民もみな被害者で、この戦争はまったく無益と言うほかない。 (*今日から3回にわたり、ウクライナ戦争に関して情報を整理して配信します) [目次] ────────────────────────────── ■プーチンは「悪の帝国」の独裁者なのか? ■アメリカもまた「偽旗作戦」を行なってきた ■世界から集まる「外国人義勇兵」の実態 ■「ネオナチの排除」は単なるでっち上げではない ■欧州各国を経由して極右やネオナチが参戦 ■ロシアも続々、民間の傭兵部隊を投入 ■アメリカを代表する民間軍事会社2社 ■軍産複合体にとって紛争、戦争は大歓迎 ■戦争は武器・弾薬の在庫一掃セール ■国連での「生物兵器」をめぐる茶番劇 ────────────────────────────────── ■プーチンは「悪の帝国」の独裁者なのか? ウクライナ戦争が起こってから、東西の情報合戦が激化。誰もが嘘をつき、どのメディアも偏向しているので、なにが真実かわからなくなってしまった。そのため、私は連日、ネット検索やメール交換などで情報を整理している。 コロナ禍が続いているせいもあり、外出もままならないので、こうするほかない。 それで改めてわかったのは、日本の一般メディアは欧米の主流メディアの報道を追随するだけで、真実の追求には無関心だということだ。欧米の主流メディアもまた、一部を除いて、この戦争の闇の部分について触れる気などないということだ。 プーチン大統領は、アメコミに登場するような「悪の帝国」の独裁者、暴君ではない。また、ある日突然、精神状態がおかしくなってしまったわけではない。 ウクライナ戦争には、そこにいたるまでの前史と闇の部分があり、それを理解しないことにはなにも語れない。 もちろん、ロシアによるウクライナ侵攻の責任はプーチンにある。こんな時代錯誤の力だけが頼りの現状変更政策では、新しい秩序は築けない。そんなことより、普通に暮らしているなんの罪もない人々の生活を破壊し、命さえ奪う権利が彼にあるわけがない。… … …(記事全文7,278文字)