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山田順の「週刊:未来地図」 ― 日本は、世界は、今後どうなっていくのでしょうか? 主に経済面から日々の出来事を最新情報を元に的確に分析し、未来を見据えます。

山田順(ジャーナリスト・作家)

山田順

山田順の「週刊:未来地図」No.560:とうとう開幕! 東京「利権五輪」の裏面史を総括する

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.560 2021/07/20 とうとう開幕!     東京「利権五輪」の裏面史を総括する      ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2021072009000082681 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-82899.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  東京五輪の開幕直前に思うのは、なぜ、日本はこんなに情けない国になってしまったのかということ。30年前なら、いくらパンデミック下とはいえ、日本は対策を万全にして、整然と五輪を開催できただろう。それが、この体たらくである。  なぜ、こうなってしまったのだろうか?  それは、五輪を開催すれば、長年の経済低迷から脱出できる、東日本大震災から復興できると信じて、政治家、政府官僚、経済界が、利権に走ったからである。そのため、“利権のデパート”IOCに食い物にされてしまった。  開幕を前に、ここまでの「裏面史」を総括し、ダイジェストでお伝えしたい。 [目次] ────────────────────────────── ■無観客、無歓声で視聴率30%行くかどうか ■コロナ禍ではっきりわかった「利権五輪」 ■「五輪貴族」の度を超えた東京セレブ生活 ■なぜノルウェーは五輪招致を辞退したのか? ■バッハはカネで動くジャーマンビジネスマン ■東日本大震災が五輪招致を復活させた ■東京決定の裏にアベノミクスの財政出動 ■不祥事続出で、次々と関係者が辞任 ■目的が喪失し、意味なきコンセプトで開幕 ■「感動」を売りにボランティアをかき集め ■東京だけ無償ボランティアという不可解 ■ボランティアは私とは人種が違う ■パソナは一社独占で五輪に人材派遣 ■招致委と組織委は隠蔽工作をする民間団体 ■五輪貴族も組織委もトンズラ、ツケは国民に ────────────────────────────────── ■無観客、無歓声で視聴率30%行くかどうか  「TOKYO2020」の開会式は、7月23日(金)20時から、新装なった国立競技場で行われる。いまさら言うまでもないが、関係者しかいないスタンドを見ながら各国選手団は行進する。  無観客、無歓声。これではやはり盛り上がらない。 史上最大規模の日本選手団が登場しても、聖火が点火されても、ワーッという歓声も起こらなければ、嵐のような拍手も起こらない。本当に、なんでこんなオリンピックを日本は開催することになってしまったのだろうか?  関係者によると、NHKは開会式中継で、当初、「視聴率50%越え」を目標としていたという。しかしいまでは「30%しか行かないのではないか」いう見方が有力だ。「始まってしまえば、国民は熱狂する」と官邸は目論んでいたが、もはやそんな雰囲気はどこにもない。首相以下、オロオロしているだけだという。
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