━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.549 2021/05/11 ワクチン接種遅れで世界の孤児になる日本人、 富裕層も中間層も続々国外脱出か。 ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2021051109000079936 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-80205.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インドの感染爆発は例外として、いま、世界全体はポストコロナに向かって進んでいる。その決め手となるのは、やはりワクチンで、接種が進んだ国から社会、経済は正常化に向かう。ところが、日本はワクチン接種の遅れ、感染防止の無策ぶりから、正常化などありえない状況だ。 この6月から、欧米ではワクチンパスポートによる人的交流が再開する。そうなれば、富裕層ばかりか中間層まで、国外脱出が加速化するだろう。そして、残された国民は、世界の孤児になってしまう。今秋には、日本の衰退が、もはや疑いのないものになるのは間違いない。 すでにワクチンパスポートについては、このメルマガのNo.536 (2月)で詳報した。今回は、その続編。 [目次] ────────────────────────────── ■ハンバーガー昼食の首脳会談の意味 ■ニューヨークでは観光客にもワクチン接種 ■ワクチンパスポートで元の生活に戻れる ■富裕層はすでにワクチンを打ちに国外脱出 ■世界ではワクチンツーリズムが進行中 ■WHOが中国ワクチンを承認した衝撃 ■EUもアジア諸国もワクチンパスポートを導入 ■ワクチン接種の有無によって格差が広がる ■ワクチンで日本一人負けのGDP ────────────────────────────────── ■ハンバーガー昼食の首脳会談の意味 ワクチンパスポートによる社会の正常化、国際交流の復活という本題に入る前に、述べておきたいことがある。それは、日本の国際社会における地位の低下が決定的だと思わせる「象徴的出来事」のことだ。 さる、4月16日(日本時間17日)、ワシントンDCで行われた日米首脳会談の冒頭で、バイデン大統領と菅首相は通訳だけを交えた1対1のランチ会談を行った。その後、ホワイトハウスからその写真が公開されたが、その写真はあまりに衝撃的だった。 というのは、ランチがハンバーガーとコーヒーだけだったからだ。しかも、会談時間はたった20分と発表された。 https://foimg.com/00065/1TqTjo (写真)日米首脳「ハンバーガー」会談 こんなことは、前代未聞である。いくらコロナ禍の最中とはいえ、アメリカ大統領がワシントンDCに来た外国首脳との会食に、ハンバーガーを出したのである。もし、日本の首相が来日した外国首脳との会食に、簡単な幕内弁当とか、日本そばとかを出したら、どうなるだろうか? 相手を侮辱しているか、見下しているか、そう取られるに決まっている。 アメリカが、ここまで日本を見下したことは、戦後初めてではないだろうか。 ところが、菅首相も、日本のメディアも、この点に関してまったく思い至っていなかつた。驚いたのは、菅首相のノーテンキぶりだ。菅首相は、記者団に向かって、こう言ったのである。 「ハンバーグを食べながらやろうという話だったが、まったく手をつけないくらい話に(夢中に)なっちゃいまして、昼食べないでやってました」… … …(記事全文7,612文字)