━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.532 2021/01/12 なぜ「医療崩壊」? そしてついに「命の選別」に。 医療者も患者も見殺しの絶望ニッポン ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2021011209000075238 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-75568.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先週、政府はやっと東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県に緊急事態宣言を発令しました。昨年春以来、2度目ですが、今回は飲食店への時短要請と、まったくの“ゆるゆる”の措置です。これでは、感染拡大は止まらないでしょう。 すでに、コロナと戦う最前線の医療現場からは、悲鳴が上がっています。患者数の増加に医療が追いつかず、「医療崩壊」が起こっているからです。医療崩壊が起こると、次の大きな問題は「命の選別」(トリアージ)です。 誰を助けて誰を助けないかを決めなければなりません。しかし、日本にはそのガイドランがなく、現政府には、その問題意識すらないのです。このままでは、医療者も患者も見殺しです。 [目次] ────────────────────────────────── ■「医療崩壊」は「医療の倫理」を崩壊させる ■トリアージ(命の選別)を医療者に丸投げ ■コロナ患者は3グループに分かれ隔離 ■なぜ病院はコロナ患者を拒否するのか? ■ICUのベッド数はアメリカの約5分の1 ■そもそも「命の選別」をどうやってするのか? ■「善きサマリア人の法」がない日本 ■政権が真剣にガイドラインをつくるべきだが ■旧日本軍の失敗と同じの「兵站」軽視… … …(記事全文7,445文字)