━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田順のメールマガジン「週刊:未来地図」 No.494 2020/05/26 対策は失敗続きなのにコロナ感染防止は成功: なぜ、日本の“奇跡”は起こったのか? ウェブで読む:https://foomii.com/00065/2020052609000066826 EPUBダウンロード:https://foomii.com/00065-67190.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「緊急事態宣言」が解除され、コロナ禍は一段落。これではたして収束するのかはわかりませんが、ここまでの状況を欧米諸国と比べると、日本はコロナの封じ込めに成功したとしか言いようがありません。感染者数も死亡者数も、圧倒的に少ないのです。 すべての対策が後手に回り、首相以下、政府も専門家も無能をさらけ出したというのに、まさに“奇跡”です。 なぜ、こうなったのか? 今回は、このミステリーを、解き明かしていこうと思います。 [目次] ────────────────────────────────── 「緊急事態宣言」が解除され、コロナ禍は一段落。これではたして収束するのかはわかりませんが、ここまでの状況を欧米諸国と比べると、日本はコロナの封じ込めに成功したとしか言いようがありません。感染者数も死亡者数も、圧倒的に少ないのです。 すべての対策が後手に回り、首相以下、政府も専門家も無能をさらけ出したというのに、まさに“奇跡”です。 なぜ、こうなったのか? 今回は、このミステリーを、解き明かしていこうと思います。 ────────────────────────────────────── ■これだけ失敗しても感染者も死者も少ない ついこの前まで、「いずれ東京もニューヨークになる」と、欧米メデイアも、多くの専門家も言っていた。それが、いまや新規感染者数は一桁台。日本全国でも二桁台。人口100万人当たりの死亡者数を見ると、たった6人。アメリカはなんと300人近く、イタリア、フランス、英国などの欧州諸国は500人を超えているのだから、これは“奇跡”と言うほかない。… … …(記事全文10,123文字)