ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2020012706054863063 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2020/01/27 第2038回 新型肺炎 都市封鎖4000万人超 団体旅行中止、邦人帰国支援 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★武漢の新型肺炎 封鎖地域が湖北省全体に拡大し、4000万人以上が封鎖されています。また、北京も陸路での移動を禁止し、鉄路、空路のみの移動となりました。同時に中国からの団体旅行と航空券とホテルのセット販売を禁止、中国政府は春節連休の延長を示唆しました。また、アメリカや日本、フランスなど各国は、武漢などに置き去りにされている形の邦人保護を開始、チャーター機運用などにより、帰国を支援するとしています。 これにより、中国全体での経済活動と中国との間の交易が低下するものと思われます。本来、春節は中国最大の消費シーズンであり、旅行シーズンでもあります。しかし、中国政府は大型イベントを中止し、拡散可能性のある大型施設や遊園地などの休業を求めています。このため、消費が低下することは明らかであり、また、今後の生産にも大きな影響が出る可能性が高いといえます。 内需の伸びの低迷と米中貿易戦争による外需の悪化に苦しむ中国にとって、バブル崩壊のリスクと速度が上がる可能性が高いといえるでしょう。消費や生産活動が一気に停止すれば、資金の流れはそれ以上に悪化する。関連銘柄の株価が下落し、投資家の資金の枯渇を招くわけです。 また、これが長期化すれば、世界の市場からの中国の遮断や追い出しが一気に進むことも想定されます。… … …(記事全文2,999文字)
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