ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2020012105301362873 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2020/01/21 第2033回 春節とパンデミック ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★新型肺炎、人から人への感染が確認され、パンデミックのリスクが大きくなっている。本来ならば封じ込め戦術が有効であるが、春節を控え、それも難しい状況にある。春節では大規模な民族大移動が行われ、航空機や列車など長時間の閉鎖空間での移動により空気感染リスクが急上昇する。本来、地域封鎖などを行うべきであるが、中国政府にその意思はないと思われる。また、海外でも感染者が出ている事から、中国国内の他地域にはその数倍、数十倍の感染者が蔓延しているものと思われる。現在のところ、死亡者は少ない模様であり致死率は低いようであるが、十分な警戒が必要であろう。 当然、感染が拡大した場合、物流や人の移動に制約が生じ、経済活動にも大きな影響を与えることになる。 ★ブレグジットまであと10日、ブレグジットにむけての最後の調整が始まっている。EUのルールではEUに加盟している限り、個別の貿易協定などを結ぶことができない。このため、事前の準備はできるが、協定そのものを締結するのはブレグジット後になるわけだ。市場の混乱などを防ぐために、事前の合意と締結までの間の暫定処置が定められ、準備が進められているわけだ。12月の総選挙後のイギリスの様子だが、ボリスジョンソンの勝利によりブレグジットが確定したため、反対派も観念した模様であり、比較的平穏な状況にあるとされている。… … …(記事全文3,119文字)
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