ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2020012008295262838 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2020/01/20 第2032回 中国版サブプライム問題 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★まもなく旧正月 春節を迎えることになる。今年の春節は1月24日(大晦日)の土曜から1月30日木曜までの一週間であり、中国市場はその間休みになる。香港は29日から再開される。このため、今週は企業や銀行の資金調達の週であり、資金ショートが起きやすい週である。中国の場合、国内資金市場は当局による積極的な介入などにより、比較的安定して状態が続いているが、外貨建て債務に関しては、国有企業のデフォルトが発生し、金融リスクが大きくなり始めている。 中国の金融システムは、基本的に20年前後前の米国システムを採用しており、これはリーマン前の米国のシステムとほぼ同じである。リーマンで話題になった投資ビークルは中国では地方政府や国有銀行などの資金調達手段である融資平台であり、地方政府の債務と切り離された形で運用されている。… … …(記事全文3,335文字)
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