ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2020011508212862686 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2020/01/15 第2030回 米中貿易合意 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★米中貿易合意 第一弾の合意が成立しました。これは額を中心としたものであり、中国側は農産物などの輸入拡大、米国側は中国で現在生産され、まだ代替えができない消費財の関税引き下げであり、アフリカトンコレラに苦しむ中国と米国の利害が一致したものといえます。しかし、米国が求めている本質的な構造改革に関しては何も進んでおらず、中国共産党としても飲めないものであり、第二弾の合意に関しては何も見えていません。 米中の合意を受けて、米国側は記者会見を開き、第二弾合意までは関税を継続すると明言しました。これはこれまでも中国が一方的に都合がよい情報を流すミスリードを行ってきたことに対する抑止の姿勢を示したものであるといえるのでしょう。 中国は日本との間においても、同様の行為を繰り返してきており、英文や日本語と中国語訳が異なるなど様々な局面で、国際規約を捻じ曲げてきました。また、メディアを利用したミスリードも多く、これが中国への不信感を高める原因でもあります。 この点に関しては、中国と韓国 ともに共通する部分ともいえるのだと思います。しかし、このような行為は本質的な信頼関係の構築にはマイナスにしかならず、国家の信頼を低下させる大きな要因であることをそろそろ学ぶべきだと思います。… … …(記事全文2,779文字)
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