ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2020010909074362510 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2020/01/09 第2027回 イラン情勢 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★イラン革命防衛隊がイラクの米軍基地を攻撃、一気に全面戦争リスクが高まりましたが、米国人の犠牲者もいなかったこともあり、米国トランプ大統領は金融制裁など圧力を高める選択をするとし、軍事行動を避けたいとしました。また、イランのシーア派主導者も民兵に自制を求めており、当面、全面戦争は避けられる見通しです。しかし、イランの核開発の意欲は強く、いつ全面戦争になってもおかしくない状況にあります。イラン情勢をめぐり、市場は乱高下を続けており、この状況は当面続くと思われます。 イランの場合、イラン正規軍と革命防衛隊という民兵組織があり、革命防衛隊も政府のガバナンスのもとにあります。しかし、建前上は正規軍ではなく、国VS国 ではなく、国VS テロリストという形になります。そして、ヒズボラなどを通じて、イラン、イラク、シリア、レバノンなどで国境をまたぐ形で活動しているわけです。 この地域は、もともと砂漠の民であり、国境という概念がないに等しいわけです。そして、武装集団が政治と結びつき、正規軍同様の活動を行っている。また、集落や地域を支配しているわけです。… … …(記事全文3,473文字)
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