ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019121807273461800 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/12/18 第2116回 米国連邦機関閉鎖を回避 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★米議会 本年度予算のつなぎ予算を可決、これで12月21日の連邦政府封鎖は回避される予定、昨年の中間選挙で共和党が下院の過半数を失い、議会が硬直状態になってしまっている。本来、8月までに決定するはずの国防権限法も12月にずれ込む事態になっており、下院の機能不全が迅速な政策実施に大きな障害になっている。トランプ大統領への弾劾も民主党多数の野党議会だからといえる。米国の場合、10月から新年度であり、すでにつなぎ法案で予算が執行されている状態、今回の予算もこれを継続するものであり、本質的な解決にはならない。これは野党民主党が与党に対する発言権を持つための作戦であるともいえる。 日本との違いは議会と大統領が切り離されていることであり、大統領が議会に出るのは一般教書演説ぐらいであり、大統領と立法等に直接的には大統領が関わらないことにある。代わりに党がそれを代行し、大統領と党との関係が重要になる。また、その代わり大統領令が存在し、一定の裁量権を与えている。このため、大統領の発言が重視されるわけだ。… … …(記事全文2,533文字)
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