ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019100808041759160 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/10/08 第1969回 エンティティリスト拡大 天網つぶしが始まった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★米国 ついに天網に絡む中国8社をエンティティリストに掲載しました。これにより、 中国監視カメラ大手二社、AIによる音声認識、電子データ解析などの会社が、米国原産技術25%以上の製品の利用ができなくなりました。また、エンティティリストに掲載されたことで米国市場などでの資金調達も難しくなりました。日本も再輸出規制がかかるため、米国原産技術25%以上を含んだ技術の輸出ができません。 また、人への技術提供も許されていないため、米国原産技術を使った研究や技術開発からも指定された会社を排除する必要があります。 また、顔認証や音声認識などの基礎的な部分に米国技術が多数含まれており、ライセンスもできなくなるため、ライセンスの抹消により各社製品が不正な知的財産権侵害を行っている製品とみなされる可能性もあります。その場合、今後の日本への輸入もできなくなる可能性があります。 特に監視カメラ大手のハイクビジョンは世界シェアも高く、日本のメーカーもOEMの形で導入しているケースがあるようです。東京オリンピックを控え、監視カメラや警備システムの更新が進んでいますが、計画を大きく見直す必要が出てくる会社もありそうです。 また、米国は、米国が輸出規制を掛けた対象に対して、日本などの同盟国の同調を望んでおり、米国技術を含まない日本独自の技術であっても輸出できなくなる可能性があります。… … …(記事全文2,894文字)
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン