ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019091307223058384 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/09/13 第1954回 ECB利下げ、国家VSGAFA ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ECB 3年ぶりにQE再開 EU経済をけん引してきたドイツ、米中貿易戦争などによりドイツの経済成長にも陰りが見えて来ました。欧州、特にユーロ圏は巨大な経済を持つドイツの経済情勢の影響を受けやすく、これが大きな問題になってきました。 欧州危機から立ち直れない南欧諸国、それに対して、堅調な経済を続けてきたドイツ、ドイツの経済成長に合わせれば、金融政策は引き締め、南欧諸国に合わせれば緩和という矛盾を抱えたユーロシステム、ドイツに合わせる形で融和策が取れないため、南欧諸国の経済は回復できない状況が続いてきました。また、ドイツは財政政策に対しても厳しい態度を続け、他国の財政出動を禁じてきました。これにより、欧州の経済格差はどんどん拡大していったわけです。 しかし、そのドイツもドイツ銀行危機を抱え、中国への経済依存が高いため、中国経済悪化の影響を受けやすい構造になっていました。今回、これが表面化した形で、ドイツの経済悪化によりやっと融和策がとられることになりました。… … …(記事全文2,689文字)
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