ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00049/2019070308494955914 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2019/07/03 第1901回 嵐の前の静けさ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★米中貿易戦争 一時休戦を受けて、市場は強含みの展開になっていますが、本年度、国防権限法ではさらに中国向けの制裁を強化する方向で議論が進んでおり、これは時間軸の問題ということになります。トランプとしても来年の大統領選挙を控え、株価の下落は避けたいところです。しかし、本質的な問題として、安全保障問題、次世代の覇権問題があり、経済はそれを前提としたものでなくてはいけないわけです。 見える制裁と見えない次への準備 国防権限法では、米国政府の次のアクションが明記されています。それに合わせる形で連邦機関や企業や大学は動き出している。ファーウェイなど中国通信機器と先端分野などでの中国排除が進んでいるわけです。そして、貿易協議を通じて、米国の同盟国にそれを求めているわけです。… … …(記事全文2,758文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)