━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/10/25 第31回 ごまかしが正当化される欧州救済 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨日の市場は、日中の経済指数改善を受ける形で反発、ギリシャ問題への対応をめぐり、 リスクを意識した展開ではあるものの、織り込み済みの部分も大きく、全般的に上げる展 開となった。 ギリシャの救済に関しては、国債のヘアカットの比率を巡る議論が進んでいる。7月の 銀行業界と欧州の合意ではギリシャのヘアカット率を21%とすることとなっていた。し かし、21%のカットではギリシャは支払いを継続することが出来ず、中長期的な安定支 払いができないことが明確化、これを改善するために欧州やギリシャはさらなるヘアカッ トを銀行に対して求める形となっている。… … …(記事全文6,424文字)
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