━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/10/21 第29回 欧州救済合意発表延期 スペイン地方債堕天使化 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨日の市況は、欧州救済に対する楽観視と悲観が入り混じり、噂や思惑が市場を牽引す る形、欧州救済に関しては、様々な噂が流れる形となったが、結果的に決まったのは23日 に予定されていた欧州サミットが26日に延期されるということだけであった。 また、現在、欧州関連の国債や銀行の格下げのラッシュが起きている。これは欧州連合 とユーロという通貨の信用を過大評価していたことが大きな原因であり、欧州が一つの組 織として、救済を含め機能するという前提が間違っていたことを意味する。 国家財政と中央銀行(通貨)が切り離されているため、危機対策等においても、各国の 利害が対立しやすく、迅速な対応ができないユーロの欠点が表面化したということでもあ… … …(記事全文4,995文字)
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