＜リスク投資の地合に左右される天然ゴム＞
OSE天然ゴムRSS先物相場は、4月10日と23日の1㎏＝281.00円で下げ一服となり、連休明け5月7日の取引では300円の節目を回復する展開になった。最近の取引レンジ内での値動きに留まっているが、米中通商環境の改善期待が浮上していることもあり、株高や円安といった外部環境からの支援を受ける形で底固く推移している。4月15日以来となる約3週間ぶりの高値を更新しており、このまま300円台を確立できるのかが問われる。

ゴム市場の関心は、ゴム需給よりもリスクマーケット全体の地合に集中している。足元では、5月10～11日にスイスで米中政府高官の協議が予定されていることもあり、通商問題に対する警戒感の後退がマイルドな株高を促しており、その流れでゴム相場も緩やかな上昇地合を形成している。
【OSE天然ゴムRSS相場（日足）】

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