… … …(記事全文3,113文字)<まだ異常な高ボラティリティ環境が続いている>
金相場は極端な高ボラティリティ環境になっている。4月22日の1オンス=3,509.90ドルをピークに5月1日の3,209.40ドルまで急反落したが、7日には一時3,448.20ドルまで切り返すなど、容易に50ドル、100ドルと値が飛ぶ環境が続いている。
CMEの算出する金ボラティリティ指数(GCVL)は4月22日の27.80ポイントでピークアウトしているが、その後も20ポイント台前半と、2022年のウクライナ戦争前後以来の高ボラティリティ環境が続いている。1~3月は15~18ポイント水準での推移だったことと比較しても、異常な高ボラティリティ環境との評価が求められ、値動きの激しさの割には、出来高も取組高も伸び悩む展開が続いている。
【金ボラティリティ指数】