… … …(記事全文3,088文字)<まだ強い中央銀行の金需要>
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が発表した「Gold Demand Trend」によると、1~3月期の公的部門の金需要は243.7トンとなった。2022~24年の平均268.1トンと整合性が取れる数値になっている。このペースだと年間974.7トンと、4年連続で1,000トン近い水準に達するペースになる。公的部門の金需要は、速報性が乏しいだけに、時間を経てさらに追加で発表されることもあり、それを考慮すれば1~3月期は好スタートを切ったと評価できよう。
主な購入国はポーランドが48.60トン、中国が12.80トン、カザフスタンが6.50トン、チェコが5.00トン、トルコが4.10トン、インドが3.40トン、カタールが2.80トン、エジプトが1.40トンとなっている。逆に売却したのはウズベキスタンが14.90トン、ロシアが3.10トン、キルギスが1.90トンとなっている。