… … …(記事全文3,178文字)<350円割れ定着を打診する>
OSE天然ゴムRSS先物相場は、2月3日の1㎏=394.90円をピークに3月11日の325.30円まで急落して昨年8月16日以来の安値を更新した後、下げ一服となって340円台まで小幅切り返している。通商リスクの織り込みで大きく値を崩していたが、売られ過ぎ感が強くなったこともあり、安値修正局面に移行している。
これで当面のネガティブ材料出尽くしとの評価に移行するのか、修正高に留まるのかが焦点になる。ただし、トランプ米政権の通商政策については、依然として先行き不透明感が強い。3月12日に鉄鋼とアルミに対する25%の関税が発動したが、4月2日には相互関税の発動も予定されている。この相互関税はどの国が対象になるのか、どのような関税になるのかなど情報が乏しいだけに、積極的にリスクを取りづらい環境が続くことになる。
【OSE天然ゴムRSS先物相場(日足)】