… … …(記事全文2,921文字)<過去最高値更新でも過熱感乏しい>
COMEX金先物相場は、1オンス=3,000ドル台定着を進めつつある。3月13日に3,000ドルの大台に押せたが、その後も調整売りをこなしながら押し目買い優勢の展開が続いており、13日、14日に続いて18日も過去最高値を更新している。
【COMEX金先物相場(日足)】
通常、こうした過去最高値を更新するような値動きになると、過熱感から急反落するリスクが警戒されることになる。単純な目標達成感もあり、一旦は利食い売りで様子をみたいとの見方に傾斜しても何ら違和感はない。しかし、足元の金相場に関しては、そうした過熱感はほとんど認められない。米大統領選後の昨年11~12月期に比較的大きな調整局面を経験し、さらに2月下旬にも過去最高値更新後の急反落を経験していたため。過熱感の発生なく過去最高値を更新できている。