… … …(記事全文3,248文字)<米コーン期末在庫見通しの引き下げ続く>
CBOTトウモロコシ先物相場は1Bu=470セント台まで上昇し、昨年5月14日以来となる約8か月ぶりの高値を更新している。昨年8月には米国の豊作による需給緩和圧力を背景に一時385.00セントまで下落していたが、その後は約5か月にわたって慎重に値位置を切り上げる展開が続いている。需給緩和見通しが時間の経過とともに修正され、それがトウモロコシ相場の安値修正を促している。
【CBOTトウモロコシ先物相場(日足)】
米農務省(USDA)は1月10日に最新の需給報告(WASDE)を公表したが、2024/25年度の米トウモロコシ期末在庫見通しは昨年7月から7ヵ月連続の下方修正になっている。5月時点では21.02億Buが予想されていたが、10月には20億Bu割れになり、直近の1月は17.38億Buから15.40億Buまでさらに大きく下方修正されている。昨年12月には旧穀からの在庫増加見通しが減少見通しに転じたが、1月は旧穀の17.63億Buから2.23億Buの在庫減少見通しになっている。