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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

FOMC後の金利上昇で軟化する金相場、ただし当面の金利上昇余地は大きくない

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年9月27日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  FOMC後の金利上昇で軟化する金相場、ただし当面の金利上昇余地は大きくない =================================== <米長短金利上昇が上値圧迫> COMEX金先物相場は、1オンス=1,750ドル水準で上値を抑えられている。中国不動産大手・中国恒大集団の経営不安を背景に9月22日には1,788.40ドルまで上昇していたが、その後は投資家のリスク選好性が早期に回復したことで、「安全資産」としての買いを本格化させることは見送られている。逆に、9月21~22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米長短金利が上昇に転じたことが、調整売りを誘う展開になっている。 FOMCでは、1)11月にテーパリングが正式表明される可能性が高いこと、2)2022年中盤までにテーパリングが終了する可能性が高いこと、3)半数の当局者が2022年末までの利上げを予想していることなどが、情報として得られている。全般的にサプライズと言えるような内容かは疑問視され、実際にFOMC直後はテーパリング着手を前に短期金利が上昇する一方、当面の金融政策環境が大きく変わる訳ではないと長期金利が低下し、債券市場の反応は割れた。金相場は金融政策正常化に対する警戒感から売り優勢の展開になったが、米株式相場は金融政策に関する不確実性が後退したとポジティブな評価を下し、米金融政策正常化がマーケットのメインのテーマになっているとは言い難い。
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