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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

8月に続き9月も金相場は一時急落、金融市場膠着化の中での高ボラティリティ

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年9月17日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  8月に続き9月も金相場は一時急落、金融市場膠着化の中での高ボラティリティ =================================== <トリプル・トップ形成後の急落> COMEX金先物相場は1,830~1,840ドル水準でトリプル・トップを形成し、足元では1,760ドル水準まで下落している。8月9日の1,677.90ドルをボトムに9月3日の1,836.90ドルまで切り返していたが、マーケットの注目していた1,830~1,840ドル水準のダブル・トップを否定できず、改めて調整売り優勢の展開になっている。金相場は瞬間的な急伸と急落を繰り返しつつも明確なトレンドを形成できない状況が続いているが、上昇の息切れからの修正安局面を迎えている。9月21~22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて金融市場に大きな変化が生じている訳ではないが、チャート主導で売り圧力が強まった模様だ。 もっとも、実質金利が殆ど動きを見せない中にあっては、今回の金相場の急落に関しても瞬間的な値動きに留まろう。米10年債の実質利回りは、過去2カ月にわたってマイナス1.0%を若干下回る水準をコアレンジに穀着化しており、少なくとも金利要因では金相場が大きな変動を見せる必要性は見当たらない。ドル/円相場が過去2カ月にわたって1ドル=110円水準で膠着化しているのと同じロジックであり、こうした中で瞬間的に急落する場面がみられても、それはトレンドの転換というよりもイレギュラーな価格形成と評価され易い。
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