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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

ショート・スクィーズが始まったシカゴ穀物相場、低温解消でも下がらないリスク

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年4月22日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  ショート・スクィーズが始まったシカゴ穀物相場、低温解消でも下がらないリスク =================================== <5月限はショート・スクィーズ発生か?> シカゴ穀物相場が急伸している。CBOTトウモロコシ先物相場は2~3月の1Bu=550セント水準でのボックス相場に対して、足元では610セント台まで値位置を切り上げている。これは2013年6月以来の高値更新となる。また、CBOT大豆先物相場も2~3月の1,400セント水準でボックス相場に対して、足元では1,500セントの節目に到達している。こちらは2014年6月以来の高値更新になる。昨年後半からの穀物相場高の流れが、未だにピークアウトを迎えていないことが確認されている。 特に今週に入ってから目立つのは、期近限月の上昇ペースが加速していることだ。期先限月も急伸しているが、それ以上に期近限月が大きく上昇しており、逆サヤ(期近高・期先安)傾向が過熱化している。例えば4月21日終値だと、トウモロコシは5月限の625.50セントに対して、新穀の12月限は536.50セントになっている。また、大豆も5月限の1,497.25セントに対して新穀の11月限は1,310.25セントになっている。これは、2021/22年度の需給ひっ迫リスクの織り込みに留まらず、短期需給ひっ迫感の織り込みも急ピッチに進んでいることを意味する。
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