□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年09月26日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 金ETF投資残高が急増している意味、金を保有すべき投資環境を見る向きが多い =================================== <6年ぶりの高水準に達した金ETF投資残高> 金上場投資信託(ETF)の投資残高が急増している。8月末の投資残高が1,801.80トンだったのに対して、9月25日時点では1,842.40トンに達しており、9月は累計で40.60トンもの投資需要を創出することに成功している。 これは8月の78.05トンを下回っており、一見すると金投資人気の鈍化を示すデータと評価することも可能である。しかし、8月の金相場が月初の1オンス=1,425.60ドルから月末の1,529.40ドルまで100ドル幅の急伸となったのに対して、9月は月初の1,535.20ドルから25日終値時点で1,512.30ドルまで反落しており、金価格動向を見る限りだと、極めて強力な金投資需要の存在を裏付けるデータと評価するのが妥当だろう。… … …(記事全文3,464文字)