□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年09月03(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 貴金属市場で循環物色の動き、高騰が続いていたGSRが修正される =================================== <急騰していたGSRに調整圧力> 8月のドル建て貴金属相場は、前月比で金が6.4%高、銀が11.8%高、プラチナが6.5%高、パラジウムが0.5%高となった。8月は、米中対立の激化でリスク資産売り・安全資産買いの動きが広がりを見せたが、貴金属相場は金が4カ月連続の上昇、銀とプラチナが3ヵ月連続の上昇、パラジムが2ヵ月ぶりの上昇と全般的に底固く推移している。 特に目立つのは、銀相場のパフォーマンスの良さである。7月も金が1.7%高となったのに対して銀は8.1%高となっており、金相場の値位置が大きく切り上がる中で、相対的な割安感・出遅れ感のある銀市場に対して、7月に続いて8月も投資人気が集中したことが確認できる。… … …(記事全文3,712文字)