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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

波乱の展開が続くシカゴ穀物相場、受粉期突入で一段と神経質な展開に

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年07月18日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。穀物相場の転換です。天候相場の現状、7月需給報告のレビュー、8月需給報告で予想されるポイントなどを検証します。 ===================================  波乱の展開が続くシカゴ穀物相場、受粉期突入で一段と神経質な展開に =================================== <荒れる穀物相場> シカゴ穀物相場が荒れている。CBOTトウモロコシ先物相場は、6月23日の1Bu=374.00セントをボトムに7月11日の417.25セントまで急伸したが、その2営業日後となる13日には381.75セントまで急反落している。その後は急落こそ回避されているが、上昇と下落を繰り返しており、展開的な「天候相場」型の値動きが観測されている。産地でホット・アンド・ドライ(hot and dry:高温乾燥)傾向が強まれば買われ、ホット・アンド・ドライ傾向が弱まれば売られ、産地の気象環境と予報に一喜一憂するだけの展開が続いている。 これは大豆相場も同じであり、CBOT大豆先物相場は6月23日の1Bu=907.00セントから7月11日の1,047.00セントまで急伸したが、その後は14日の984.00セントまで急反落した後に1,000セント台を回復するなど、短期間で目まぐるしく方向性を変える展開になっている。6月下旬から7月上旬にかけては、ほぼホット・アンド・ドライ一色の相場展開が実現していた。特に7月4日の独立記念日後は干ばつ被害が広がりを見せたこともあり、穀物相場に対しては素直に天候プレミアムを加算し易い環境になった。ただ、その後は降雨予報が伝わる場面も増えていることで、「作柄悪化警戒」と「作柄改善期待」の綱引き状態になり、ボラティリティが急激に高まっている。
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